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ダイソーで買える簡易トイレの使い方ガイド|まず揃える最低限セットとにおい対策

災害やアウトドア、車中泊などで役立つ簡易トイレは、手軽に手に入るダイソーの商品でも十分に対応できます。本記事では、購入前の選び方から実際の使い方、におい対策や備蓄管理までを分かりやすくまとめます。身近な道具で安全・清潔に使えるポイントを押さえておきましょう。

目次

簡易トイレをダイソーで買ったときの使い方はまずこれ

どの製品を選べばいいか

ダイソーの簡易トイレは種類がいくつかあり、用途や人数に合わせて選ぶことが大切です。まずは「固まるタイプ」か「吸収タイプ」かを確認しましょう。固まるタイプは排泄物を固形化するので後片付けが簡単です。一方で吸収タイプは軽量で携帯性に優れます。

次にセット内容をチェックします。袋だけの単品か、吸水剤や持ち手が付いたセットかで使い勝手が変わります。屋内での備蓄なら大容量のパック、外出用や一人分なら小分けのセットが便利です。容量表示や対応回数の目安を見て、家族構成や想定利用回数に合ったものを選んでください。

また、シールやチャックで密閉できるか、取り扱い説明が分かりやすいかも確認しておきます。特に高齢者や子どもが使う可能性がある場合は、開封や処理が簡単なものを選ぶと安心です。

今すぐ用意する最低限のセット

緊急時にすぐ使えるように、最低限そろえておきたいものは以下の通りです。

  • 簡易トイレ本体(袋+吸水剤または固化剤)
  • ビニール手袋(使い捨て)
  • ティッシュやウェットティッシュ
  • 密閉用のガムテープや結束バンド

簡易トイレ本体は人数分+予備を用意しておくと安心です。手袋は処理時の感染対策として必須で、ウェットティッシュは手や周辺の清掃用に役立ちます。密閉用具は、袋の口を確実に閉じるために用意してください。これらをまとめて防水のジッパー袋や専用の小箱に入れておくと、使うときに迷わず取り出せます。

実際の使用手順を短く説明

まず袋を平らに広げ、説明書どおりに吸水剤や固化剤を所定の位置に入れます。座るタイプなら便座の上にセットし、立って使う場合は袋の入り口をしっかり持って安定させます。使用後は吸水剤が液体を素早く吸い取り、固まるまで少し時間を置きます。

手袋を着用して袋の口を折りたたみ、シールやテープで空気が入らないように密閉します。密閉後は可燃物か不燃物か自治体のルールに従って廃棄してください。処理の際は周囲を汚さないよう注意し、使用後は必ず手を洗ってください。

使用後の安全な袋の閉じ方

袋を閉じる際はまず空気を押し出してから口を折りたたむことが重要です。空気が残るとにおいの漏れや破裂の原因になるため、平らな面で押して空気を抜きます。次にチャックや付属のシールがある場合はそれをしっかり密閉します。

チャックがない場合は袋の口を三つ折りにし、結束バンドやガムテープでしっかり固定してください。テープは水やにおいに強いものを使うと安心です。最後にもう一重、生ゴミ用の袋に入れて二重にしておくと漏れやにおい対策が強化されます。

においを抑える即効テクニック

においを抑えるための手早い方法として、吸水剤を多めに使うことが有効です。固まるタイプは粉を追加すると固まりが早くなり、においの発生を抑えられます。固まらないタイプでも、重曹や消臭スプレーを袋内に軽く振ると一時的に効果があります。

使用後はすぐに密閉し、換気の良い場所に保管するとにおいがこもりにくくなります。万が一においが強い場合は、袋の外側に消臭シートを貼るか、屋外に短時間置くと匂いが下がります。車内やテント内で使う場合は小型の消臭剤や活性炭を併用すると効果的です。

備蓄数の目安と管理方法

備蓄数は家族構成や避難先での滞在期間を考えて決めます。一般的には一人当たり1日3回を目安にして、最低でも3日分は確保しておくと安心です。例えば4人家族なら3日分で36回分ほど用意しておくとよいでしょう。

管理方法はラベルに購入日や使用期限を書いて見える場所に置くことが基本です。半年に一度、袋の劣化や吸水剤の固まり具合をチェックし、必要なら入れ替えてください。小分けにしておくと持ち出しやすく、車や職場にも配備しやすくなります。

ダイソーで買える簡易トイレの種類と選び方

固まるタイプと固まらないタイプの違い

固まるタイプは粉末の固化剤が液体を素早くジェル状や固形に変えるため、処理がしやすくにおいが抑えられます。持ち運びはやや重くなるものの、長時間の保管や屋内利用に向いています。処理後に容器や袋をそのまま捨てられる点が利便性の高さです。

一方、固まらない吸収タイプは軽量で携帯性に優れています。液体を吸い取るスポンジやパッドが内蔵されており、アウトドアや短時間の使用に向いています。処理は袋の密閉が重要で、固まるタイプに比べるとにおいが出やすい点に注意が必要です。

使用環境や処理の手間を考え、どちらが自分に合うかを判断してください。屋外中心なら軽さ重視、室内や長期保管なら固まるタイプがおすすめです。

おしっこ用と大便用の見分け方

パッケージ表示で「尿用」「便用」や使用回数が明確に書かれていることが多いので、まずはラベルを確認してください。尿用は吸収パッドや小さめの袋がセットになっており、吸水力を重視した作りです。便用はより大きな袋や強力な固化剤が入っており、固まりやすさと耐久性が重視されています。

共用できるタイプもありますが、長時間の保管や衛生面を考えると用途に応じた製品を選ぶと安心です。パッケージの使用回数や容量表示を目安にして区別してください。

容量表記の読み方と目安

容量表記は「回数」や「リットル換算」で示されることが多いです。回数表示は一袋で何回使えるかを示すので分かりやすく、家族の人数計算に便利です。リットル表記は袋や固化剤が対応できる体積の目安なので、重さや処理のしやすさと合わせて判断してください。

目安としては、尿は一回あたり約200〜400ml、便は容量が大きくなる場合があるため、便用の場合は余裕を見て多めに用意することをおすすめします。表記が不明確な場合は店員に確認すると安心です。

セット品と単品を選ぶコツ

セット品は必要なものが揃っているので初心者でも使いやすく、急な状況で役立ちます。単品はコストを抑えつつ必要分だけ追加購入できる利点があります。家庭で常備するならセットを基本にし、外出用は小分けの単品で補うとバランスが良くなります。

セット内容に吸水剤や手袋、テープが含まれているかを確認し、含まれていない場合は別途用意しておくと安心です。価格差と用途を考えて選んでください。

売り場で見つけやすい探し方

ダイソーでは防災用品コーナーやアウトドア用品近くに配置されていることが多いです。売り場が広い店舗では非常用品の棚をひと通り見るか、店員に「簡易トイレの場所」を尋ねると早く見つかります。

また、商品名や用途で探すと見つけやすく、パッケージの表面に用途や回数が大きく書かれているので、それを目印に棚を探してください。オンライン在庫がある場合は事前にチェックすると無駄足を防げます。

簡易トイレの使い方 手順を順に説明

袋の取り出し方と開け方

袋は破れやすいので角を持って慎重に取り出してください。パッケージの切り取り線やミシン目がある場合はそちらに沿って開けると簡単です。開封は平らな場所で行い、袋が倒れないように支えながら広げます。

開封後は吸水剤の袋を破る場合があるため、飛散しないように袋の上で作業するか、ティッシュを敷いておくと安心です。使用説明書のイラストを確認して正しい向きでセットしてください。

吸水剤の入れ方と注意点

吸水剤は指定された量を袋に入れることが重要です。多すぎると処理が重くなり、少なすぎると固まりが不十分になります。パッケージの目安量を守って入れてください。

粉が飛びやすいので、吸水剤はゆっくりと袋の中心に散らすように入れると良いです。吸水剤が目や口に入らないように手袋やマスクを着用し、粉が飛んだ場合は換気を行ってください。

座って使うときの安定のコツ

座って使う場合は便座型のフレームや丈夫な台に袋をセットすると安定します。袋の底が平らになるように吸水剤を広げ、縁をしっかり固定してずれないようにしてください。

使用中は体重で袋が動かないように、前後に手を置くか、足をしっかり開いて重心を安定させます。小さい子どもや高齢者が使う場合は周囲に手すり代わりの支えを用意すると安全です。

立って使うときの工夫

立って使うときは袋の口を片手で広げ、もう片方の手で安定させると使いやすくなります。袋の外側にクリップやバンドを付けて固定しておくと両手がフリーになり、姿勢を保ちやすくなります。

男性用の簡易トイレは口が広めに設計されている製品があるため、該当する商品を選ぶと使いやすさが向上します。使用後はすぐに密閉して置き場所を確保してください。

使用後に袋をしっかり閉じる方法

使用後はまず外側の汚れを拭き取り、袋内の空気を押し出してから口を折りたたみます。付属のチャックやシールがあればそれを使って密閉し、さらにガムテープで封をすると安心です。

二重包装する場合は、もう一枚の袋に入れてから外側をしっかり結束します。廃棄の際は自治体の指示に従い、可燃か不燃かを確認して出してください。

こぼれたときの掃除手順

こぼれた場合はまず手袋とマスクを着用して安全を確保します。ティッシュやペーパータオルで液体を吸い取り、吸収材や重曹を撒いて残った液体を吸着させます。吸着後はまとめて袋に入れ、消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウムを希釈した溶液で拭き取ります。

最後に換気を行い、使用した布や手袋は密閉して廃棄してください。床材や布地に染み込んだ場合は、専門のクリーニングや消毒を検討すると安心です。

におい対策と衛生管理の手軽な方法

消臭剤や重曹の効果的な使い方

消臭剤は袋の外側や保管場所に置くことでにおい拡散を抑えます。中には袋内に入れて使える小袋タイプの消臭剤もあるので、併用すると効果が高まります。重曹は粉のまま少量を袋内に振りかけるとにおい吸着に役立ちます。

使用時は量を守って過剰にならないように注意してください。消臭剤は香りでごまかすタイプと吸着で消すタイプがあるため、周囲の人が嫌がらない香りを選ぶと良いでしょう。

袋の密閉と換気の両立方法

においを完全に防ぐには袋の密閉が基本ですが、長時間保管する場合は密閉後に換気をする場所を選ぶことも重要です。屋内で保管する際は窓を開けて風通しを良くし、短時間で外に出せるような場所に置いてください。

室内での保管に不安がある場合は、二重に袋に入れて外側に消臭剤を付けるとにおいが漏れにくくなります。換気扇の近くやバルコニーなど、においが拡散しやすい場所を活用してください。

手袋や除菌で感染を防ぐ方法

処理時は必ず使い捨て手袋を着用し、直接触れないようにしてください。手袋を外した後は手を石鹸で十分に洗い、消毒用アルコールで仕上げると安心です。使用済み手袋や拭き取りに使った布は密閉袋に入れて処分してください。

可能であれば処理前後に表面の消毒を行い、共有スペースでは特に注意してください。手袋の替えを予備で用意しておくとスムーズに対応できます。

車内やテントでのにおい対策

車内やテントでは密閉と換気の両立が難しいため、消臭剤や活性炭を併用するのが有効です。使用後はすぐに袋を二重にして助手席足元や荷室などに保管し、できるだけ外気に触れさせるようにしてください。

小型のポータブル換気扇やUSB扇風機を使って空気を循環させるとにおいがこもりにくくなります。座席の布地ににおいが付かないよう、床に防水マットを敷いておくと後処理が楽になります。

子供や高齢者が使うときの配慮

子供や高齢者が使用する場合は、安定した座面や手すりを用意して転倒防止を図ってください。袋のセットや密閉は介助者が行うと安全です。使用説明は短く分かりやすく伝え、必要なら練習用に一度試してもらうと安心感が増します。

また、処理の際は手袋や消毒を徹底し、汚れが付いた衣類がある場合は速やかに洗濯や消毒を行ってください。夜間に備えて照明を確保しておくと安全に使えます。

備蓄や携帯時の保存と持ち運びのポイント

保存期間の目安と定期確認

ダイソーの簡易トイレは未開封であれば数年保管可能な商品が多いですが、パッケージの賞味(使用)期限や製造年月を確認してください。年に一度は在庫をチェックして、劣化や破損がないか確認することをおすすめします。

チェックの際は袋の変色や吸水剤の固まり、パッケージの穴などを見て異常があれば交換してください。ラベルに購入日を書いて管理すると分かりやすくなります。

湿気を避ける保管場所の選び方

湿気は袋の劣化や吸水剤の固まりの原因になります。直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い室内の高い棚やクローゼットに保管してください。除湿剤を併用すると劣化予防になります。

車内保管は温度変化が激しく避けたほうがよく、長期保存はできるだけ室内の一定温度の場所を選んでください。水回りの近くも避けると安心です。

持ち歩きに便利な小分けセット例

持ち歩き用には一人分をジップ付きの小袋にまとめると便利です。中身は簡易トイレ一式、手袋、ウェットティッシュ、マスク、小さな消臭剤を入れておくと安心です。軽量でかさばらないため、リュックや車のグローブボックスに入れておけます。

家族分を個別に小分けしておくと、緊急時に素早く配布できます。外出先やドライブ時にすぐ取り出せるように見やすいラベリングをしておくと便利です。

不足したときに代用できるアイデア

簡易トイレが不足したときは、厚手のビニール袋と大量のティッシュや新聞紙で代用できます。新聞紙や古タオルに吸水性があるため、まずは液体を吸わせ、二重袋にして密閉してください。凝固剤がない場合は重曹で一時的ににおいを吸着させることができます。

ただし代用品は耐久性や密閉性が劣るため、早めの処理と屋外への搬出が重要です。可能であれば速やかに専用製品に切り替えることを検討してください。

ダイソーの簡易トイレは使い方を覚えれば頼りになる

ダイソーの簡易トイレは手軽に入手でき、正しく使えば非常時に大いに役立ちます。購入前に用途を確認し、必要なセットを揃えておけば安心感が増します。におい対策や衛生管理をしっかり行い、定期的に備蓄を確認することで、いざというときに落ち着いて対処できます。

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この記事を書いた人

身の回りで気になる災害リスクについて分かりやすく紹介しています。日常生活でできることや備え方などを読んで学べるようにしています。みなさんと暮らしの中でできる小さな備えを一緒に考えていけるような、そんな役割になりたいです。

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