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セリアの簡易トイレは安心?失敗しない備蓄法とおすすめ8選

災害への備えが急務とされる今、セリア 簡易トイレは110円という圧倒的なコストパフォーマンスから、多くの防災初心者に選ばれている注目のアイテムです。
しかし、いざという時の安心を100均グッズだけで完結させて良いのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

今回は、セリア製品の賢い活用法と、オンラインで併せて揃えるべき本格的な防災トイレの数々を、プロの視点で詳しく比較・解説していきます。

目次

セリアの簡易トイレの魅力とオンラインで補うべき理由

100均で揃う簡易トイレの使い勝手と限界

セリアで販売されている簡易トイレは、110円(税込)という手軽さでありながら、吸水ポリマーが尿を素早く固めるという基本機能をしっかりと備えています。特に、渋滞中の車内や、急な体調不良でトイレに駆け込めないといった「緊急時の一回分」としてのポテンシャルは非常に高いと言えるでしょう。

受け口が広めに設計されており、男女問わず使用できる工夫がなされている点も、100均クオリティを超えた配慮を感じさせます。

しかし、災害時の備えとして考えると、いくつかの限界が見えてきます。まず、セリアの製品は基本的に「1回分」が個包装になっており、家族全員が数日間過ごすための量を揃えようとすると、買い占めや在庫不足のリスクが伴います。また、吸水量は300ml〜500ml程度が目安となっており、成人の平均的な排尿量(1回200〜400ml)をカバーしてはいるものの、余裕があるとは言い難い設計です。

さらに、付属の汚物袋が薄手であることも多いため、長期保存やゴミ収集までの期間の強度に不安が残ります。あくまで「持ち歩き用」や「予備の予備」として活用するのが賢明な判断です。

災害時に必要な回数を考慮した備蓄の考え方

防災対策において最も陥りやすい罠が、簡易トイレの「必要枚数」の見誤りです。内閣府の指針では、成人は1日平均5回程度の排泄を行うとされています。

つまり、断水が続くと想定される1週間分の備えを考えると、1人あたり35回分、4人家族なら実に140回分ものトイレセットが必要になる計算です。この膨大な量を、1個110円のセリア製品ですべて揃えようとすると、コストは15,400円に達し、保管スペースも個包装のパッケージで嵩張ってしまいます。

そこで重要になるのが、オンラインで販売されている50回分や100回分の大容量パックを「ベース」にすることです。オンライン製品は、専用の段ボール箱に凝固剤と袋が効率よく詰め込まれており、クローゼットの隙間に数年分をスマートに備蓄できます。

日常のバッグや車のグローブボックスにはセリアのコンパクトな1回分を忍ばせ、家庭内のメイン備蓄はオンラインのまとめ買いで補う。この「ハイブリッド備蓄」こそが、コストと安心感のバランスを最適化する最強の戦略なのです。

臭い対策と凝固スピードを重視する重要性

災害時、最も深刻なストレスとなるのは「排泄物の臭い」です。断水下ではゴミをすぐに捨てることができないため、夏場などは特に、わずかな臭い漏れが居住空間の衛生環境を著しく悪化させます。セリアの製品にも消臭効果を謳うものはありますが、あくまで一時的な封じ込めに留まる場合が少なくありません。

これに対し、オンラインで人気の高機能製品は、医療用レベルの防臭素材(BOSなど)を使用していたり、凝固剤自体に強力な消臭・抗菌成分を配合していたりします。

また、凝固スピードも無視できない要素です。優れた凝固剤は、液体に触れた瞬間から10秒〜30秒程度でゼリー状に固まります。スピードが遅いと、袋の中で汚水が揺れて漏れの原因になったり、捨てる際に不快な音がしたりと精神的な負担が増えます。

特に「高分子ポリマー」の質が製品によって大きく異なり、安価すぎる製品では数分経ってもベチャベチャした状態が続くこともあります。大切なのは、ただ固めるだけでなく、菌の繁殖を抑え、臭いを分子レベルでブロックできる品質を選ぶことです。

オンライン限定の大容量セットが結果的に安い

「100円だから安い」という固定観念は、防災備蓄においては必ずしも正しくありません。オンラインショッピングサイトでは、50回分が3,000円前後、100回分なら5,000円を切る価格で販売されている優良な防災トイレセットが数多く存在します。

1回あたりの単価に換算すると、約40円〜60円程度。セリアで購入する半分以下のコストで、より高品質な製品を手に入れることができるのです。これは、大量生産とパッケージの簡素化、そして配送効率の向上による恩恵です。

さらに、オンライン製品の多くは「15年保存」という驚異的な長期保証を掲げています。100円ショップの製品は、製造日が不明確であったり、パッケージの密封性が低かったりして、数年放置すると中のポリマーが湿気を吸って固まってしまうリスクがあります。

15年使える製品であれば、一度買えば子供が成人するまで、あるいは次の引越しまで放置しておいても安心です。買い直しの手間とトータルコストを考えれば、オンラインの大容量セットこそが、家計にも防災計画にも最も優しい選択と言えるでしょう。

オンラインで購入できる高機能な簡易トイレのおすすめ8選

驚異の防臭袋BOS 非常用トイレセット

医療現場での排泄物処理に使われる最強の防臭素材「BOS」を使用したセットです。鼻を近づけても臭わないほどの遮断力は、避難生活のQOLを劇的に高めます。

商品名驚異の防臭袋BOS 非常用トイレセット
価格帯約4,000円〜5,500円
特徴圧倒的な防臭性能と信頼性
保存期間15年推奨
公式サイト詳細はこちら

Qbit 簡易トイレ 凝固剤と汚物袋50回分

防災士と共同開発された、使いやすさ抜群のセットです。手袋が全回数分付属しており、衛生面への配慮が徹底されています。15年保存可能な高品質ポリマーを採用。

商品名Qbit 簡易トイレ 50回分
価格帯約3,500円前後
特徴手袋付きで衛生的なトータルケア
保存期間15年
公式サイト詳細はこちら

アイリスオーヤマ 災害用簡易トイレ 50回分

大手メーカーの安心感と、高いコストパフォーマンスが魅力です。凝固剤に抗菌剤が配合されており、時間の経過とともに増える雑菌の繁殖を強力に抑えます。

商品名アイリスオーヤマ 災害用簡易トイレ 50回分
価格帯約3,000円前後
特徴抗菌仕様で衛生的、確かなメーカー品質
保存期間15年
公式サイト詳細はこちら

サンコー 簡易ポータブルコーナートイレ

凝固剤だけでなく「座る場所」そのものを確保できる製品です。耐荷重120kgの頑丈な設計で、洋式便座が使えない環境でも安心して排泄が可能です。

商品名サンコー 簡易ポータブルコーナートイレ
価格帯約9,000円前後
特徴便器代わりになる折りたたみ式チェア型
保存期間本体は半永久、薬剤は10年
公式サイト詳細はこちら

防災士監修 災害用トイレセット 100回分

「トイレの女神PREMIUM」などの名称で知られる、100回分の大容量セットです。1回あたり約40円以下という驚異のコスパで、多人数家族の備蓄に最適です。

商品名防災士監修 災害用トイレセット 100回分
価格帯約4,000円〜6,000円
特徴大容量かつコンパクト収納、コスパ最強
保存期間15年
公式サイト詳細はこちら

携帯トイレ プルプル 3個入 男女兼用

片手で持ちやすく、立ちながらでも使いやすい形状が特徴。車の中や登山など、狭い場所での使用に特化したロングセラーの携帯トイレです。

商品名携帯トイレ プルプル 3個入
価格帯約600円〜800円
特徴受け口が広く硬めでこぼれにくい設計
保存期間約10年
公式サイト詳細はこちら

ケンユー 断水時の必需品 ベンリー袋

厚手の汚物袋と、確実に固まる凝固剤のセット。長年、自治体や企業の備蓄品として採用されてきた実績があり、袋の破れにくさには定評があります。

商品名ケンユー 断水時の必需品 ベンリー袋
価格帯約1,200円(5回分)〜
特徴公共機関での採用実績が多い高い信頼性
保存期間10年
公式サイト詳細はこちら

小久保工業所 緊急簡易トイレ 10回分

日本の老舗家庭用品メーカーが手掛けるセットです。10回分という「ちょうどいい分量」で、数日間の旅行やキャンプのお供にも非常に便利です。

商品名小久保工業所 緊急簡易トイレ 10回分
価格帯約1,100円前後
特徴コンパクトな箱入りで収納しやすい
保存期間約10年
公式サイト詳細はこちら

備蓄用と携帯用で使い分ける簡易トイレの選び方

長期保存が可能かどうか保存期間を確認する

簡易トイレを選ぶ際、真っ先に確認すべきはパッケージに記載された「保存期間」です。多くの100均製品や安価なセットは保存期間が明記されていなかったり、5年程度と短かったりします。

しかし、オンラインで販売されている本格的な防災セットの多くは「10年〜15年」という長期保存を保証しています。これは、凝固剤の主成分である高分子ポリマーが湿気に弱いため、外気を完全に遮断する特殊なアルミパッケージを採用しているからです。

せっかく備蓄していても、10年後の被災時にポリマーがダマになって固まらなければ、それはゴミを備蓄していたのと同じになってしまいます。

特に2026年現在は、異常気象による湿害も懸念されるため、気密性の高いアルミ包装を採用している製品を選ぶことが、長期的な安心につながります。「一度買ったら、次の10年は忘れても大丈夫」という心の余裕は、高品質な製品選びから生まれるのです。

家族構成に合わせた必要枚数を計算する

簡易トイレの備蓄量は、単純な「回数」だけでなく、家族構成による「質」の違いも考慮すべきです。例えば、小さなお子様がいる家庭では、一度に排泄する量が少ない一方で、回数が多くなりがちです。また、高齢者がいる場合は、夜間のトイレ移動を減らすために寝室に設置できるポータブルタイプとの併用が推奨されます。

成人男性の場合は、1回の排尿量が多いため、500ml以上の吸水量を持つ凝固剤を選ぶことが、溢れや漏れを防ぐポイントになります。

一般的に「3日分の備蓄」が推奨されますが、近年の巨大災害では物流の回復に1週間以上を要するケースも珍しくありません。最低でも1人あたり1日5回×7日間=35回分。4人家族であれば140回分をベースラインとして設定しましょう。

この量をいきなりすべて高額なセットで揃えるのが難しい場合は、まず50回分の大容量セットをオンラインで購入し、足りない分をセリアの製品でコツコツ買い足していくという方法も有効です。

凝固剤の消臭性能と固まるまでの時間

簡易トイレの性能の核となるのは、何と言っても「凝固剤」です。選ぶ際の基準として、吸水力だけでなく「抗菌・消臭性能」が付与されているかを必ずチェックしてください。

排泄物に含まれる雑菌は、時間の経過とともにアンモニアなどの悪臭物質を放出します。抗菌剤が配合された凝固剤であれば、この菌の増殖自体を抑えることができるため、数日間ゴミを捨てられない環境下でも衛生的な状態を保つことができます。

また、固まるまでのスピードも重要です。優良な製品は、液体がかかった瞬間に反応を開始し、数十秒で完全にゲル化します。これにより、袋を縛る際に汚水が跳ねる心配がなくなり、二次感染のリスクも低減できます。

安価なポリマーは吸水力が低く、時間が経つと水分が分離してくる「離水現象」が起きることもあるため、レビューなどで「しっかり固まるか」を確認することが失敗しない選び方の鉄則です。

設置のしやすさと後処理の簡便さを比べる

災害時のトイレは、極限のストレス状態の中で使用することになります。そのため「誰でも迷わず、すぐに設置できるか」という簡便さは、性能と同じくらい重要です。具体的には、汚物袋が便器に被せやすいサイズ(周囲120cm以上が目安)であるか、袋の口を縛るための紐や専用の防臭袋が付属しているかを確認しましょう。

袋が小さすぎると、便器にセットする際に破れたり、使用後に口を縛る余裕がなくなったりして大変な苦労をすることになります。

また、使用後のゴミ出しをスムーズにする工夫もチェックポイントです。BOSのような強力な防臭袋がセットになっている製品は、縛った後の袋を二重にする手間が省け、ゴミ置き場でのマナー向上にも寄与します。

一部の高級モデルには、手が汚れないように使い捨ての手袋や、使用後に手を拭くための除菌ウェットティッシュが同梱されているものもあります。特に水が貴重な災害時において、後処理を自己完結できるフルセットタイプは、心理的なハードルを大きく下げてくれます。

簡易トイレの使用時に注意すべき点と保管のコツ

排水管の詰まりを防ぐための正しい廃棄方法

簡易トイレを使用する際、絶対にやってはいけないのが「凝固剤で固まった汚物をそのまま便器に流すこと」です。たとえ少量の凝固剤であっても、排水管の中でさらに水分を吸って膨張し、配管を完全に詰まらせる恐延があります。

災害時に自宅の排水管を詰まらせてしまうと、復旧に多大な費用と時間がかかり、二度と自宅のトイレが使えなくなるという最悪の事態を招きかねません。

正しい廃棄方法は、各自治体の「可燃ごみ」としてのルールに従うことです。多くの簡易トイレは燃えるゴミとして処理可能ですが、重量が重くなるため、一度に大量に出すと回収が困難になる場合もあります。

また、袋を捨てる際は、中の空気をしっかり抜いてから密閉することで、ゴミ袋の破裂を防ぎ、収集スタッフの負担を減らすことができます。避難所などで使用する場合は、指定された回収場所と分別ルールを厳守し、感染症拡大の防止に協力しましょう。

使用期限を過ぎた凝固剤の性能低下に注意

「簡易トイレは腐るものではないから一生使える」という考えは危険です。凝固剤の主成分である高分子ポリマーには、緩やかながらも経年劣化が存在します。

特に湿気を吸い込みやすい環境下では、未開封であってもポリマー同士がくっついて大きな塊になり、吸水性能が著しく低下することがあります。多くのメーカーが10年〜15年の使用期限を設けているのは、この性能劣化を考慮したものです。

もし、長年備蓄している簡易トイレがある場合は、一度その中身をチェックしてみてください。袋を振ってみて、中の粉末がサラサラと動く音がせず、ゴロゴロと重い感触がある場合は、湿気を吸ってしまっているサインです。

そのような場合は、緊急時に機能しないリスクがあるため、新しいものに買い替えることをお勧めします。定期的に「備蓄品の健康診断」を行うことが、いざという時に自分と家族を守るための確実なステップとなります。

湿気を避けて直射日光の当たらない場所で保管

簡易トイレを長持ちさせるための保管場所選びには、いくつかのコツがあります。最大の敵は「湿度」と「熱」です。床下収納や屋外の物置、湿気の多い洗面所の奥などは避けるのが賢明です。

理想的なのは、室内のクローゼットの上段や、リビングのキャビネットの中など、風通しが良く温度変化が少ない場所です。これにより、凝固剤の劣化を最小限に抑え、15年という長い製品寿命をフルに活かすことができます。

また、保管時には「すぐに取り出せること」も忘れてはいけません。地震が発生して家の中が散乱した際、クローゼットの奥深くにしまい込んでいると、暗闇の中でトイレを探し出すのは至難の業です。

防災リュックの中にはセリアのコンパクトなタイプを入れ、自宅用の大容量パックは「トイレの近く」や「避難経路の途中」に配置するのがベストです。家族全員が「トイレセットはあそこにある」と共通認識を持っておくことが、混乱を防ぐ鍵となります。

定期的な避難訓練で使い心地を体験しておく

どんなに高性能な簡易トイレを揃えていても、一度も使ったことがないものを極限状態で正しく扱うのは難しいものです。特に夜間の停電時など、視界が遮られた中で便器に袋を被せ、凝固剤を振りかける作業は、慣れていないと汚物袋を便器の中に落としてしまうなどのトラブルが起きがちです。

そこで推奨したいのが、半年に一度程度の「家庭内トイレ訓練」です。

100均のセリアで購入した簡易トイレなどを、あえて日常の中で1回分だけ使ってみてください。「袋を被せる感触はどうか」「凝固剤はどの程度の量が必要か」「縛った後の重さはどれくらいか」を実際に体験することで、知識としての防災が「経験としての自信」に変わります。

特に、小さなお子様がいる家庭では、子供に「この袋でトイレをするんだよ」と教えておくことで、被災時の恐怖心を和らげる効果も期待できます。備蓄は「買って終わり」ではなく、使いこなせてこそ完成するのです。

セリアの簡易トイレを賢く活用して万全な防災対策を

手軽に手に入るセリアの簡易トイレは、私たちの防災意識を高めてくれる素晴らしいエントリーモデルです。しかし、本格的な災害への備えとしては、オンラインで購入できる「15年保存・抗菌・防臭」といった高機能な製品をメインに据えることが、真の安心への近道となります。

安価な製品と高品質な製品を賢く使い分け、それぞれの長所を組み合わせることで、コストを抑えつつ家族全員が衛生的に過ごせる環境を整えることができます。この記事を参考に、あなたのご家庭に最適な「トイレの備え」を今日から始めてみてください。

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この記事を書いた人

身の回りで気になる災害リスクについて分かりやすく紹介しています。日常生活でできることや備え方などを読んで学べるようにしています。みなさんと暮らしの中でできる小さな備えを一緒に考えていけるような、そんな役割になりたいです。

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